#3 保育園を救うには?〜今の保育園から見える未来の子ども環境〜

福祉のジョブズを目指す社長のつぶやき

皆さんこんにちは!
合同会社Sunflowerの代表社員を務めています、鴇田陽介です!

noteを書き始めてから、自分の考えや会社としての方針がまとまりやすくなってきたなーと実感しています。
もともと、文章を書くのが苦手なので、いい練習になってるなと感じて、しっかり習慣化していこうと思います。

さて、今回は表題の通り「保育園を救うには?〜今の保育園から見える未来の子ども環境〜」という内容でお送りしたいと思います。

1:ニュースから示された保育園の問題

先日、4月5日にyahooニュースでこんなニュースが流れました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c9cb9fe30e3f7a14b46fc0e3c8732341efbc8d14

ぜひニュース記事もご覧頂きたいと思います。
簡単にまとめると…

  • 103の自治体の中で約4割の保育園が定員割れ。
  • 理由は「少子化による利用児童の減少」「保育士が足りなくて定員まで子どもを受けられない」
  • だけど、保育園を落ちた方の人数は前年より2%増加した。

ざっくりすると、こんな感じです。

今日はこのニュースを読んで感じた、現状の保育園の問題や、その環境から考えられる未来について、僕なりに考えた話を書いていきたいと思います。

2:その問題の背景は?

まずはざっくりとこの件の背景を見ていきたいと思います。
今回の件の背景として、見ておかなかえればならないポイントは以下の3点かと思います。

①保育士の労働環境問題
②少子高齢化の現状
③待機児童問題の進捗

この三点について、まずは問題の背景を探っていきたいと思います。

①保育士の労働環境問題

保育士の労働環境は時折、ニュースにも出てくることがありますので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

この問題を語る前に、皆さんにお聞きしたいことがあります。
今現在、日本には保育士という資格を持っている人は何人いると思いますか?
答えは約160万人。そのうち、現場で働いている人は約40万人なので、潜在保育士(保育士資格を持っているが、今現在現場で働いていない人)が約120万人いる計算になります。

「保育士を志し、資格を取得したけれども、様々な理由で保育の現場では働いていない方が大多数」といった現状なわけです。

僕はいつもこの数字を見て大きな違和感と問題点があると考えています。
保育士資格は容易に取れるものではありません。
合格率が極めて低い資格試験に受かるか、学校に最低2年通うと言ったものになります。
学校に通う場合には、費用ももちろんかかります。
そこまでして資格を取得したにも関わらず、保育の現場から離れてしまう方が多数なんです。

このことから、現在の保育現場の課題点はとても大きいものだと思います。
よく上げられる問題としても「人間関係の問題」「働き方の問題」「給与の問題」などなど。
どれか一つの問題ではなく、様々な問題が螺旋のように繋がり合って現在の状況を作っていると考えられます。

この問題はとても根深いので、別のブログ記事で改めて書いてみたいと思い
ます。

②少子高齢化の現状

この問題も何度も世の中で語られていますね。
現在の日本は65歳以上の高齢者人口が多く、児童の人口が減少していっている人口構造となっています。

2021年の合計特殊出生率(5~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの)は1.30%となっており、これは世界の他の国々と比較してもかなり下位の数字になっています。

つまり、現在の日本は「人口が減り続け、子どもが少ない状況になっている国」と言えます。

もちろん保育士は子どもたちの支援を行うことが仕事です。
子どもたちが減り続ける→保育士の支援対象が減る→保育士ニーズが減る
一般的な業界で言えば「顧客の減少による産業の斜陽化」と言った感じでしょうか?

そもそもの保育士のニーズが減ってきていいることがわかると思います。

③待機児童問題の推移

「保育園落ちた日本死ね!!」
この言葉をご存じの方はいらっしゃいますでしょうか?
2016年2月15日にはてな匿名ダイヤリーに投稿された文章の冒頭部分です。

俗に言う「待機児童問題」ですね。
ざっくりと説明すると、子どもを保育園に預けて働きに出たいが、保育園の数が少なく、なかなか保育園に入ることができないと言った問題です。

下の図は厚生労働省が出している資料です。
2017年が最も最多の人数を記録しており、それ以降は年々減少傾向にあります。

引用:https://www.mhlw.go.jp/content/11922000/000840529.pdf

待機児童問題は近年中には解決すると言った見通しも出されていることから、保育園のニーズの減少がここからも予見されます。

3:問題点の整理

ここまで、現在の保育園の状況を話してきました。
まとめると…

  • 少子高齢化と待機児童問題の解消から、保育園におけるニーズは減少傾向にある。
  • 保育士の労働環境は、複雑な理由から資格を持ちながらも働こうという人が減ってきている。
  • 結果、保育園では定員割れするところと、定員がオーバーするところに分かれてきている。

ざっくりとまとめるとこんな状況ですね。

さて、これらの現状から出てくる問題点は…
①今後対象年齢人口の減少により、保育園が大量に倒産していく可能性があ
る。
②特色が無い一般的な保育園には子どもが集まらなくなる可能性がある。
③結果的に人件費の潤沢な確保が難しくなり、特色が無い保育士では資格を持っていたとしても就職が難しくなる可能性がある。
④結果的に現場に残る保育士の負担は増え、子どもたちへの支援に支障をきたす。

→結果:子どもたちの保育環境が崩壊。

他にもいくつかあると思いますが、ひとまずこんなところかと思います。
…自分で書いておきながら、結構怖い未来だなと感じてしまいました…。
もちろんこれは一つの可能性として考えた未来ですが、決して可能性がゼロではないと思います。

4:僕なりに考えてみた解決策

当社、合同会社Sunflowerは「子どもたちが”ありがとう”と言ってくれる未来を創る」というVISIONの元で日々の活動を行っています。
もちろん、前述したような未来は私達の望むような未来ではありません。

どうにかして解決の方法を考えなければいけません。

問題の解決を考える時、まずすべきことは「今自分の持っている能力で手が届く問題なのかどうなのかを整理すること」です。
今回挙げた4つの問題点の内、①の人口減少に関しては、今すぐに解決できる問題ではなく、一企業が影響力を及ぼすことが難しい内容ですね。

②③④についてはある程度の解決策を考えることができそうです。

②特色が無い一般的な保育園には子どもが集まらなくなる可能性がある。
この問題に関しては、保育園自体の差別化ブランディングが必要になってきます。
そして、差別化を考える時、大切なポイントの一つが「いかにマネをされないか」。
例えば、「保育園の中である特定曜日に英語を教えている」などの差別化だけでは、英語を教えられる方を見つけて曜日を設定してしまえばどこでもマネする事ができてしまいます。
特に大企業などが資本力に物を言わせてしまえば、すぐに飽和状態に陥ってしまいます。

企業の差別化ブランディングを考える時、まずすべきことは「どれだけマネされないか?」「独りよがりなものではないユーザーニーズにフィットしたものになっているか?」
この点をいかに考えられるかが今後の生き残りに直結してくると思います。

③特色が無い保育士では資格を持っていたとしても就職が難しくなる可能性がある。
保育園の経営が厳しくなっていけば、今まで通り人件費を支払うことが難しく、変わらない人員を雇うことが難しくなる可能性が高くなるかと思います。
そのような状況になれば、もちろん採用の基準は厳しくなります。
特段特徴がない、周りの保育士と差別化ができない保育士は雇用されることが難しくなっていくでしょう。

「いかに他の保育士と違うスキルや知識を持ち、活躍できる価値ある保育士になるのか?」
この点がとても大切になります。
具体的な成長戦略やキャリア形成については、別のブログでお話させていただきます。

④結果的に現場に残る保育士の負担は増え、子どもたちへの支援に支障をきたす。
最後の問題点のこちらに関しては、絶対に起こしてはいけませんね。
今現在でも、保育士の労働環境は非常にブラックな現状であることが叫ばれています。

今後、上記で述べたような理由で保育園の経営が上手く行かなくなり、働く保育士の数が減れば、そのブラックな環境はより悪化していく可能性があります。

これは、保育士の数が増えればいいと言った単純なものではありません。
「業務の最適化」「業務のIT化」「スタッフの人材教育」など、様々な部分で事業所と人材の成長の為に力を注がなければなりません。

生き残る保育園になる為にはとても大切なポイントの一つですね!

私達はコンサルとしてこういった児童福祉施設様に関わらせていただくことが多くございます。
私共でお力になれる部分で、しっかりと児童福祉業界の発展に今後も尽力していきたいと、改めて考えさせられました。

最後までご覧いただいてありがとうございました!
今後も発信していきますので、ぜひ、フォローよろしくお願いします!

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