皆さんこんにちは!
合同会社Sunflowerのyousukeです!
毎週恒例のnote更新です。
今週は、僕が最初に就職した児童養護施設について、書いていきたいと思います。
現在は障害児の業界を中心に活動している僕ですが、就職当初は児童養護施設という現場で働いていました。
その時のことや、働いていた職員としての目線からお話をしていきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
1:児童養護施設とは?
最初に児童養護施設という施設がどんな施設かを簡単に説明していきたいと思います。
①どんな施設?
児童養護施設とはどんな施設でしょうか?
厚生労働省の定めている文言を見てみましょう。
児童養護施設は、保護者のない児童や保護者に監護させることが適当でない児童に対し、安定した生活環境を整えるとともに、生活指導、学習指導、家庭環境の調整等を行いつつ養育を行い、児童の心身の健やかな成長とその自立を支援する機能をもちます。
厚生労働省:社会的養護の施設等について
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/syakaiteki_yougo/01.html
これは、厚生労働省が児童養護施設について解説しているページに載っている文章です。
もう一つ参考となる文章を見てみましょう。
児童福祉法に載っている文章です。
児童福祉法第四十一条
児童養護施設は、保護者のない児童(乳児を除く。ただし、安定した生活環境の確保その他の理由により特に必要のある場合には、乳児を含む。以下この条において同じ。)、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設とする。
これらの文章を、ざっくりとまとめると以下のような意味になりますね。
児童養護施設は「何らかの理由で保護者がいない」か「いるけれども虐待などの理由で一緒に住むことができない(もしくは一緒に住まない方がいい)」子どもたちが住む場所で、その子達に生活環境を提供する施設。
ほんとにざっくりですが、ひとまずはこんな理解をしておきましょう。
②いつ頃からある施設なの?
児童養護施設の歴史は諸説ありますが、古く遡ると聖徳太子が作った「悲田院」と言うお寺が最初であったと言う説があります。
そこから時が経ち、1887年(明治二十年)国内初の個人経営孤児院「孤児教育会」が石井十次という方によって設立されました。
ここまでの時代は「児童養護施設」と言う言葉ではなく、「孤児院」という名称で呼ばれていました。
また、この頃までは国の施設や国からの支援がある施設ではなく、完全に個人の運営する施設として運営されていました。
しっかりと児童養護施設として作られ始めたのは、第二次世界大戦後になります。
1947年に児童福祉法が制定され、その際に初めて法律の中で児童養護施設についての事が書かれました。
当初の目的は「戦災孤児の救済」が目的でした。
※歴史オタクの僕は、この辺のことを話し始めると僕は止まらなくなってしまうので、また別途でまとめたいと思います…。
それから時が経ち、現在は両親が亡くなってしまったり、虐待などの理由によって過程で一緒に過ごせない子どもたちが共に生活をする場所になっています。
もっと詳しい話も書いていきたいところですが、ひとまずここまでにして、次の章に移りたいと思います。
2:なんで働きたいと思った?
僕が児童養護施設で働きたいと思った理由は一冊の本でした。
当時、僕は高校3年生になったくらいの時だったと思います。
当時は野球部で、それなりに強豪校だったので、毎日練習漬けの毎日を送っていました。
そんな中でたまたまできたオフの日に、本屋をブラブラとしていました。
その時、僕の目に一冊の本が飛び込んできました。
本の題名は「夜回り先生」(リンク貼っておきます)
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パラパラと立ち読みをして衝撃を受けました。
その本の中には、僕が18年間生きてきた中で、触れ合うことがなかった子どもの世界が描かれていました。
日頃から子どもが大好きで、子どもに関する仕事に付きたいと思っていた僕にとっては、衝撃の一言でした。
「僕は子どもが好きだと言いながら、子どもたちの何を見てきたんだ?」
「何も子どものことを知らなかったんじゃないのか?」
そんな思いが僕の中を巡りました。
その夜、保育士として働いていた母にこのことを相談すると、「児童養護施設という施設がある」と教えてもらいました。
この瞬間、僕の進路は決まりました。
児童養護施設で働く、そのために保育士資格を取る。
これが僕の児童養護施設に就職した理由です。
3:働いてみてどうだった?
僕は短大を卒業後、新卒から8年間児童養護施設で働きました。
もちろん、大変なこともいっぱいありました。
虐待によって心の傷を抱えた子どもたちとの関わりは簡単ではなく、一筋縄ではいかないことばかりでした。
毎日悩み、どうすれば子どもたちの為の支援ができるかを考える毎日でした。
その反面、僕の人生の糧になるようなことを目一杯教わりました。
・子どもに寄り添うとはどんなことなのか?
・全力で子どもに向き合うとはどういうことなのか?
・愛着とはなにか?
そんな様々なものを学べた、まさに今の僕の根底を作ってくれた場所です。
詳しくは僕のYou Tubeチャンネルで喋っておりますので、ぜひご覧ください!
4:まとめ
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
余談ですが、このブログを執筆中にコロナにかかり、本来書きたかった内容の半分くらいの内容になってしまいました…。
また今度、しっかりとまとめた書き上げたいと思います。
それでは、また来週お会いしましょう!